2016年6月6日月曜日

【VBAリファレンス】行や列を指定する

以前、セルの指定方法について記事を書きました。

詳しくはこちら:【VBAリファレンス】セルの値を指定する方法は主に2種類あるのです

今回は行や列を指定したり、選択したりする記述方法についてご案内します。

その前にCellsプロパティについて、少し復習してみます。

Cellsプロパティ
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Cells(1, 1).Select ’A1を選択
Cells(3, 2).Select ’B3を選択
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列と行を逆に記述するわけですが、
内容は変数、または数字で指定をすることがルールでした。

行や、列を表示する場合も基本的には同じ考え方で大丈夫です。
でも、実は列の場合AやBなどで指定することも可能です。

基本的には
行はRow(ロウ)
列はColumn(カラム)です。

では、さっそく基本的な記述をやってみます。

行の選択
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'1行目だけを選択
Rows(1).Select 

 '1~5行目をまとめて選択
Rows("1:5").Select 
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Rows(1)のカッコの中は整数を代入した変数名を指定することも可能です。
なお、複数指定する場合はダブルクォーテーションで囲ったうえで
数値の間をコロンで挟んでください。
変数名を指定する場合の記述はちょっとややこしいですが以下の通りです。
Rows(a & ":" & b).Select (aに1を代入し、bに5を代入した時、1~5行目まで選択されます)


変数と組み合わせてセルの値や指定箇所を記述する詳しい方法は
後日ご紹介します。


列の選択
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'A列を選択
Columns(1).Select

'同じくA列を選択
Columns("A").Select

'A~D列を選択
Columns("A:D").Select
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列の場合は、整数での指定や
単独列の時はアルファベットを1文字入力して指定することが可能です。
その場合同じくダブルクォーテーションで囲うようにしてください。


私の場合、行、列を指定したうえで処理を行うことが多く、
For文を使用して特定間隔に処理を実行していくときに使用することが多いです。
その為、カッコの中は変数名が入ることが多いです。


また、お分かりかと思いますが
Select(選択する)だけではないので、Selectの箇所をDeleteに置き換えると
その列が削除されます。
もちろん、Copy&Pasteも可能なので
セルの操作と行列の操作を覚えるだけで、
データの操作性が拡張します。

是非色々と試してみてください。


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